ADSLに始まり現在のスマホに至るまでインターネットへのアクセスがより簡単になるにつれ書籍を読むことがほぼ無くなってしまった。昔はあった読書欲とでもいうべき感覚は、インターネット上の記事を読むことで満たされるようになったためだろう。
そんなインターネットで1~2年前に「現金3400万円を残して孤独死した身元不明の女性、一体誰なのか」という記事を読み大変興味を持ったことを覚えている。当時はこれが書籍であること知らなかったが、きっかけは失念したが最近書籍であることを知り購入したのである。
書籍は大別すると二部構成で、前半は身元が判明するまで、後半は生きた痕跡をたどる内容である。最終的に明らかにできた痕跡はわずかであったが、どのような生い立ちでそして死に至ったのか、明らかにならなかった隙間に思いを馳せながら(通販で購入し)届いたその日に読み終えたのである。お勧めしたい書籍だ。
2024年4月23日