黒部は高かった

2008年6月28日(土)

関西暮らしも残すところあと1年程度。観光計画も順調に進行中だ。
美女平駅の写真
ここは立山駅発のロープウェイの終点美女平駅で黒部ダムへ向かっている最中である。黒部ダムに行こうと決めたのは単に有名だったから、それだけである。
行く前に一番気になっていたのが、どんな服装をしていけば良いかだった。ここで調べても見たが、どうにもはっきりしなかった。結論は最後に書こう。 前日(6/27)のうちに近郊まで自家用車で移動し1泊し、翌早朝から黒部ダムへ向かった。
立山高原バス乗り場の写真
美女平からバスに乗って室堂に行く。乗車時間は約50分。立ち乗りは無いが補助席に座らせられることもあるので列の後ろには並ばないのが良いだろう。
私見であるが左側窓席のほうが景色がいいと思う。
大観台の写真
見所(2~3箇所)があるとバスは徐行したり停車したりして景色を見せてくれる。
ここもその一つだ。谷間の景色に目を奪われていたが見所は右側の滝だったらしい。雪の白と緑の対比がとても綺麗だ。
雪が結構残っている。2月に富山へ雪を見に行ったが、ここのほうが雪が多い。
室堂にあった案内板の写真
室堂(むろどう)
高画素版はここから
立山トロリーバスの写真
次は大観峰だ。大観峰にはトロリーバスでトンネルの中を進む。トンネルの幅がバス幅+α程度の狭さで壁が目前にあり結構なスピード感を味わえる。実際に結構なスピードで走っているのかも知れない。
乗った感じはゴムタイヤの地下鉄のようであるが騒音は少ない。バスの中は暖房が効いていた。
大観峰駅の写真
大観峰駅 そして次は黒部平へロープウェイで向かう。奥に見えるのは黒部湖だ。
黒部平駅の写真
ロープウェイの中から黒部平駅方面を撮影。
進行方向の窓に陣取っていた少年達にちょっと譲ってもらい撮影した。ちなみにこの少年達とは帰りの黒部湖駅で再び出会うこととなった。
高画素版はここから
黒部平駅の写真
黒部平駅
山の中腹にちょこんと見えるのがロープウェイの大観峰駅だ。緑と白と空の青がとても綺麗だ。
黒部ケーブルカーの写真
再びケーブルカーに乗る。立山駅で乗ったケーブルカーはトンネルと屋外の両方を走るが、ここはトンネル内だけを走る。立山駅から乗ったケーブルカーと微妙に模様が異なる。
次がダムのある黒部湖駅だ。
黒部ケーブルカー車内の写真
車内の様子
意外と空いている(帰りは団体客で混んでいた・・・)
黒部ケーブルカートンネル内の写真
ワープ!
黒部湖駅出口の写真
黒部ダムに到着
黒部ダムの写真
まずは真下を見る。おーっ、虹が見えるぜ
黒部ダムの写真
手すりからカメラだけを覗かせて真下を撮影してみたが、水煙が激しくなんだかよくわからない。
ダムの上?から撮影
向こうに見える無骨なコンクリートの設備が戦争映画?に出てくる要塞のように見える。山肌とコンクリート構造物の組み合わせがサイバー感?を醸し出している。
黒部ダム殉職者慰霊碑の写真
TVで見たことのある像。真正面、かつ、もうすこし下がったところから撮影したかったが、流木の引き上げ作業を行っていてこれ以上右側に行くことが出来なかった。
あと、像の場所が高すぎて足元がよく見えない。なんでこんなに高いところに設置したんだろう。
黒部ダムの写真
建設にはかなりの苦労が伴ったことは万人が知るところであるが、トロリーバスやロープウェイなどを乗り継ぐとあっさりと到着してしまう。 しかも携帯電話の通話圏内でもあり建設同時の苦労の片鱗さえ感じることができず、ちょっと拍子抜けした感じだ。
黒部ダム展望台からの様子
展望台からダムを見ることにしよう。
展望台までの階段が結構、いや、かなりきつい。3度ほど立ち止まり休憩して最上階まで登った(劣化が止まらない・・)。
黒部ダム展望台からの様子
谷底が見えるように少し角度を変えて撮影。虹も見えていたのだがカメラには写らなかったようだ。
黒部ダム新展望台からの様子
こちらは新展望台から。ダムをほぼ真横から見られる高さだ。
黒部ダム放水口の写真
放水口の様子
じょぼぼぼ~ってな音ではなく低音で「ごっー」と「ざっー」が合わさった音がする。騒々しいほどの音でもない。見た目より静かだ。
放水口上のドアが見えるだろうか。ここから見てみたい気もするが水の流れに吸い込まれて谷底に落ちてしまいそうだ。
御山谷歩道の案内図の写真
周辺を散策する。
「現在地」と書かれた近くにある「カンパ谷つり橋」の中央から黒部湖を向いたパノラマ撮影を行ったが・・・と、思っていたら写真が見当たらない・・・。
鳥のさえずりと緑、とても落ち着く風景だ。10分ほどつり橋の真ん中に佇み景色を眺めていた。
黒部湖駅の写真
一通り見終わったところで、そろそろ帰ることにしよう。
ちなみにこの道をまっすぐ進むとここから外に出る。
美女平駅の写真
美女平に戻ってきた。
ロープウェイやケーブルカー・トロリーバスは長くても10分ほどの乗車時間しかない。しかも次から次へと乗り換えるので時間が掛かることをあまり感じない。 そして50分かかるバスの中では爆睡していたので「あっ」という間に戻ってきた感じがする。
立山駅の写真
16時頃に立山駅へ戻ってきた。
朝8時にここを出発したので8時間滞在したことになる。話は前後するが、立山駅~黒部駅の往復料金は10490円だ。単位距離あたりの料金は飛行機や新幹線よりも高い。あっさり1万円札が財布から消えてしまった…。
なお、往復乗車券(片道乗車券やこの区間以外の乗車券も)は、ここ立山駅で購入することもできるし各駅でそれぞれの区間を小出しに購入することもできる。
今日も富山で一泊し、大阪には明日戻る。
さて、次はどこに行こうか
関電トンネルトロリーバスチョロQの写真
今回は時間と予算の都合から関電トンネルトロリーバスには乗車できなかった。なのでチョロQを買った。
最初に書いた「どのような服装が良いのか」であるが、6/28(土) 午前中は晴、午後は若干の雲で服装は長袖のシャツ+薄手のアウター1枚で十分である。
ただし日差しがかなり強いので、日焼けを気にする人なら手袋やつばの広い帽子は必須だろう。私は手の甲と顔が赤く焼けて、わずかではあるがチリチリと痛む状態だ。