はじめての太平洋フェリー

2025-01-30(木)

乗船日
苫小牧西港フェリーターミナル前の写真
苫小牧西港フェリーターミナル
太平洋フェリーいしかりに乗船するため、札幌からバス(高速とまこまい号)でフェリーターミナルにやってきた。
札幌市内から乗車し、苫小牧市内のショッピングセンターに隣接する停留所で下車する人が何名かいた。下車するとショッピングセンターの駐車場から自家用と思わしき乗用車に乗り換える人も何名かいた。 こういった方々は、どのような使途でバスを利用していたのだろうか。気になる。

受付で乗船手続きを済ませてから、売店でサンドイッチ等を購入し乗船時間まで少し待機する。
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室内
正確な時間は失念してしまったが、17:30~18:00頃から乗船できるようになる。
今回は特等洋室を予約した。この部屋は2~3名定員の部屋であるが、年末年始等の一部の期間を除き1名分の料金で部屋を借りられる。
特等和室にするか悩んだが、和室は船首方向に窓があり海しか景色が見えないらしいので、陸地方向に窓のある特等洋室を選択した。
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室内
出航前に乗り物酔い止め薬を服用した。
船長の館内放送では、波の高さは2[m]程度あるとのことだった。
少々揺れることもあったが薬の効果で快適に過ごせた。
なお、この1度だけの服用で翌日以降も船酔いにはならなかった。
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室内
粉末タイプのほうじ茶と緑茶が各5杯分程度用意されていた。残念ながらコーヒーは無かった。
TVのHDMI端子にアクセスできるので持参した機器も接続できるだろう。ただし長いHDMIケーブルを用意しないと機器をTVからぶらさげることになる。
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浴室
1名宿泊でもタオルやバスタオル・歯ブラシは2名分用意されている。
苫小牧から名古屋まで2泊3日であるが、部屋の掃除やアメニティの交換は行われない。
仙台港で下船(一時下船ではない)し空いた部屋の掃除は、仙台停泊中に行われていた。
太平洋フェリーいしかりの写真
太平洋フェリーいしかりの写真

2025-01-31(金)

なかび
宮城県石巻市金華山(きんかさん)の写真
宮城県石巻市金華山(きんかさん)
金華山が見えるとの船内放送があったので、金華山がなんだかよく分からないまま甲板に出て撮影した。
船内放送は個室内天井のスピーカーから聞こえるが、室内の静けさに比し煩いのであった。
時速約40[km]で航行しているので、甲板ではそのままの風速の風が体に当たる。向かい風が重なったのか体が吹き飛ばされそうになるほどの強風になることもあったので、船べりにはあまり近づかないようにしていた。
島の中央よりすこし左側に小さく白い構造物が見える。これは、日本の灯台50選の1つ「金華山灯台」である。
太平洋フェリーいしかり甲板
明日のために下着類をコインランドリーで洗濯した。
洗濯機と乾燥機は2セット設置されていた。洗剤は自動投入ではないので持参するか購入しなくてはならない。
現時刻は9時過ぎである。乾燥機を利用しなくても部屋に干しておけば明朝には乾いているだろう。
仙台港フェリーターミナル
仙台港フェリーターミナル
仙台港では、私のように名古屋まで乗船する人も申し込むことで一時下船できる(船内放送で申し込みに関する案内がある)。
下船と乗船の時間は決まっているので自由に乗下船できるわけではない。
下船しようか考えたが、遅刻すると置いてけぼりになることや、港には特になにも無いだろうから下船しないことにした。
写真を見ると分かるがフェリーターミナルの他は駐車場や倉庫(or配送センター)しかない。
太平洋フェリーいしかり(プロムナード)
プロムナード
仙台停泊中は乗客が最も少なくなる時である
船内の撮影がてら散歩してみた。
太平洋フェリーいしかり(ゲームコーナー)
ゲームコーナー
スロットマシンとUFOキャッチャーが設置されていた。利用者は少ない。
そういえば稼働音を聴いた覚えが無いので、音量はかなり小さくされているのではないだろうか。
太平洋フェリーいしかり(エントランスホール)
エントランスホール
中央の構造物はエレベータシャフトである。エレベータ内から青色の窓を通してエントランスホールが見えるが、写真の通りホールは吹き抜けなので狭い青色の窓から見るまでもないのであった。
5~7階に船室がある。撮影しているここは5階で、私の部屋は7階である。
太平洋フェリーいしかり(賄いカレー)
(商品名)まかないカレー
(朝食を食べる習慣が無いので)朝食を除いた2泊3日の食事は、乗船日の夕食・中日の昼食と夕食の3回である。
乗船日の夕食はフェリーターミナルで買った軽食で済ませたので、中日の昼食と夕食を船内で賄う必要がある。
船内には、バイキング形式のレストランと軽食を扱うスタンドがある。
バイキング形式は苦手なので必然的にスタンドで賄うことになった。
おにぎりやそば・うどんの中から手っ取り早く食べられるカレーを昼食と夕食にした。
写真の通り普通のカレーである。私の口にも合い量も充分であった。あまりに普通すぎるので、もしかするとレトルトカレーなのではと思っていたりする。
ちなみにバイキング形式が苦手な理由は、「よそうのが下手」だからである。
(自炊でもないのに)自ら給仕するとか、大きいスプーンとフォークで取分けるとか、スプーンに引っ付いてうまく取れなかったりとか、トレーを傾けないように歩くとか地獄でしかない。
当然、ビュッフェ形式も論外だ。
太平洋フェリーきそ
仙台港を出航し少しすると、太平洋フェリー「きそ」とすれ違う旨の船内放送が流れた。
場所はこの辺りである。
次は、名古屋から「きそ」に乗ってみたい気もする。
太平洋フェリーきそ
太平洋フェリーきそ

2025-02-01(土)

下船日
伊良湖岬の写真
伊良湖岬(いらみさき)
船内放送で「~ヤシの実が~」「伊良湖岬」と聞こえてきた。いきなり放送されるので断片的にしか聞き取れなかったが、とにかく何かが見えるのだろうということで撮影した。
岬の下に見えるのは「伊良湖岬灯台」である。こちらも日本の灯台50選の1つである。灯台を囲むように見える構造物は補修用の足場とかだろうか。
灯台の右上の大きな構造物は、平成15年(2003年)に設置された伊勢湾海上交通センターである。
中部国際空港の写真
中部国際空港
船内では時間を持て余すのではないかと思いPS VITAを持ってきた。適当に過ごしていただけであるが時間を持て余すことはなくゲームはしなかった。
航行中、DoCoMoの電波は概ね弱くアンテナマークは表示されているがデータ通信がとだえることも多かった(音声通信はしていないので状況不明/船内にWiFiサービスは無い)。
確実にデータ通信を行いたいなら、衛星通信を自前で用意する必要があるだろう。
名港トリトン(名港西大橋)の写真
名港トリトン(名港西大橋)
まもなく名古屋港に到着する。
名港トリトン(名港西大橋)と船尾の写真
名港トリトン(名港西大橋)と船尾
名古屋フェリー埠頭の写真
名古屋フェリー埠頭
到着してしまった。
楽しかった時間は終わり、辛い日常がまた始まる・・・・