種子島#2(2008/8/12)

フェリーかいびすかす船上から屋久島を見た写真
屋久島に行ってみることにした。5時10分に種子島を出港する「はいびすかす」に乗船した。 貨物船のような形状だが乗客用の船室もある。体一つで乗船する分には予約等は必要ない。
4時30分頃までに乗船手続きを行う必要があるのだが、港は真っ暗で一体どこに船が留まっているのか全くわからず蒸し暑いなか冷や汗をかきながら船を捜していた。 煙突側面の三つ葉のマークを目印にようやく船を見つけることができた。停泊場所はここだ。 私と同じく種子島から「はいびすかす」に乗船することがあるのなら参考にしてほしい。
向こうに見えるのが屋久島だ。あと少しで到着する。
種子島→屋久島の航路は無くなってしまったようだ(2009/4記)。
また復活したようだ(2013/11記)。
屋久島(宮之浦港)に接岸したフェリーはいびすかすの写真
屋久島(宮之浦港)
船首部分でクレーンやフォークリフトが作業していて危険な雰囲気だったので船首→船尾方向の撮影はあきらめた。
普通のフェリーのように人用の乗船口はなく、写真右側にみえる搬入口から乗船する。これを知らず乗船口を探したが見当たらなかったので、係りの人に乗船はどこからですか?と聞いてしまった。
屋久島の観光案内所の写真
屋久島内の移動にはレンタカーを使用するが営業開始が8時なのでしばらく観光案内所で時間をつぶしていた。
本日のメニューは次の通り。
  1. 白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)/弥生杉
  2. ヤクスギランド
  3. 屋久杉自然館
  4. 紀元杉
  5. 千尋滝(せんぴろたき)
たった5箇所しか周らないのかと思うかもしれないが、種子島に戻るフェリーの出港が15時50分(乗船手続きは30分前迄に行う必要がある)なのである。
よく聞く「縄文杉」は日帰りで行ける場所には無い。余裕をもって縄文杉をみるには2泊3日は必要だろう。
屋久島世界遺産登録記念の碑の写真
埠頭からレンタカーの営業所に向かう途中にこの碑がある。日本初の世界遺産らしい。
屋久島の猿の写真
使える時間が短いので早速レンタカーで白谷雲水峡へ向かう。
片側0.5車線が延々と続くので対向車が来ないかヒヤヒヤしながらの運転だ。
途中、路上にたむろするサルの集団がいた。かじられたりするのはいやなので少し離れたところから車の窓を開けて撮影した。
サルは何を思ってこちらを見ているのだろう。
ちなみに私は「なんか面白いことしてくれないかな、でもこっちには来るなよ」と思いつつ見ていた。
白谷雲水峡の写真
白谷雲水峡に到着した。「もののけ姫」のモデル地とのことである。
遊歩道を歩くとあの映画でみた苔むした感じを味わうことが出来る。
立ち止まっているぶんには涼しさを感じることもできるが湿度が高いせいか動くとすぐに汗だくになる。
屋久島の杉の写真
何杉なのか覚えていない・・・
白谷雲水峡の写真
川を渡るつり橋からの景色。ここは先の写真で示した渓流の上流にあたる。
弥生杉の写真
弥生杉
樹高26.1[m]
樹齢約3000年
目の前にあると木の幹というよりも壁といった感じなので、少し離れたところから見たほうが幹の太さを感じられそうだが周りにも木々が茂っているので無理だった。
屋久杉自然館の写真
屋久杉自然館
それほど見所のある施設ではなかった。
入館料は300円。屋久島からの郵便物の消印をみたくなり、ここで絵葉書を買い実家と自宅の2箇所に送ることにした。
消印は「鹿児島 安房」となっていて屋久島内で消印が押されたことを確認できた。場所はこの辺らしい。
レンタカー(トヨタヴィッツ)の写真
屋久島観光で乗ったレンタカー(トヨタのヴィッツ)でここから借りた。
久しぶりのAT車である。自分の車と比較すると車内がとても静かでエアコンの効きも強力、乗り心地もこちらの方がはるかに良い。
レンタル費は12時間で4725円。そして返却時は満タンにする必要がある。このときにガソリンスタンドで満タン証明書なるものをもらい一緒に返却しなくてはならない。 セルフスタンドでもこの証明書をもらえるようであるが面倒なので普通のスタンドで給油しこの証明書をもらった。
紀元杉の写真
紀元杉
樹高19.5[m]
樹齢約3000年
3000年前、私の先祖はどこで何をしていたのだろうか。ニホンオオカミにでも追いかけられていたのだろうか。
3000年間・・・ここで時代が流れていくのを感じていた木である。3000年も長生きをしたいとは思わないが3000年後の世界がどうなっているかは万人が興味を持つところだろう。
3000年後も変化がないのはコップくらいじゃないかと思っている。
紀元杉の写真
すこし角度を変えて撮影。
ここに限らず杉の周りは藪だったり何だったりするので離れて全様を撮影することはできない。だから見上げて撮影することになる。
千尋滝の写真
千尋滝
岩の上を水が流れている。流されるとすごく痛い思いをしそうだ。「せんぴろ」と入力し変換しても駄目で「ちひろ」と入力し漢字変換した。
竜神の滝の写真
竜神の滝
当初の目的地にはなく道に迷って偶然たどりついたのである。早く宮之浦に戻らなければ!!と焦りつつの撮影だ。
高速船ロケット2号の写真
少々焦ったが若干の余裕を残し港に到着することができた。
高速船ロケット2号は水中翼船だ。普通のフェリーのように歩き回ることはできずシートベルトをして着席していなくてはならない。
本船は種子島を経由し鹿児島まで行く。乗船するとキャビンアテンダント(女性)が親切にも「種子島-西之表港からのタクシーをご予約しましょうか」と尋ねてきたが、西之表港から歩いて5分程度のところが宿泊先なのでお世話になることはなかった。
約1時間乗船していた感想は寝ていたのでわかりません・・・。酔い止めの薬を飲むと強烈に眠くなるのだ。うっすらと覚えているのは、旋回時にまるで飛行機のごとく船が傾いたことだ。
撮影当時の高速船ロケットn号はコスモラインが運航していた。2012年からコスモラインとはいびすかすを運航する鹿児島商船の高速船事業を統合した種子屋久高速船により運航されることになった(2022/2/23記)。
西之表港の写真
西之表港に戻ってきた。
今日の夜は天女ヶ倉で星空観望を予定している。少し寝ておかねば。