2008年3月21日(金)
宮島に来た。出発は3月20日(木)。距離は約370[km]。
何を血迷ったか北海道基準で到着時間を見積もってしまい宿泊先(
宮島コーラルホテル/6500円)に到着したのは18時であった(血迷った計画では14時頃到着予定)。1日目は何もせず終わった。
2日目の朝。JR宮島口駅からJR宮島駅間は往復340円である。
船上からの風景。
遠くに小さくみえるのが厳島神社の大鳥居である。
もっと濃い色しているかと思っていたが、ちょっとすすけた朱色だった・・・。
どうやって海の中に建てたのだろう?と疑問に思っていた。
手前(写真中央~右側)が高舞台、その奥が祓殿(はらえどの)だ。
写真では見えないが、奥に拝殿(はいでん)→幣殿(へいでん)→本殿が建っている。
厳島神社を後にして今度は弥山(みせん)へ向かう。
ここは2本連なる
宮島ロープウェーを乗り乗り換える榧谷(かたやに)駅だ。料金は往復で1800円。
向こうに見える獅子岩(ししいわ)駅から徒歩30分ほどで弥山の頂上に行くことが出来る。
ゴンドラはヘリコプターで運搬したそうである。
ここから歩いて弥山の頂上へ行く。
野生のシカとサルがいた。そしてヒトである自分。3種類の野生の哺乳類がここにそろった。
ついでに宮島水族館に立ち寄った(料金は1050円)。
スナメリ
人懐っこい1頭が水槽に顔をピタリと寄せてこっちを見ている。
写真撮影を心得ているのか、この姿勢のまましばらく静止していたが写真はぶれてしまった…。
ところでスナメリのこの表情は2つの解釈が考えられる。
- (広島弁で)『なに見とるんじゃ我!』
- 『やぁ、こんにちは!』
後者であってほしい(なお私は広島弁の実際を全く知らないので誤った表記であるならご容赦頂きたい)。
見ているだけではなくレスポンスがあるのが楽しい。
スナメリにも利き目があるような気がする。この写真や上下の写真での体の向きから、向かって右、スナメリにしてみると左目がそうではないだろうか(向かって左側に体を持ってくることはなかった)。
カメラにも若干興味があったようで目がカメラを追っていた。
この水族館生まれで人に慣れているそうである。人懐っこいスナメリを見れただけでも来た甲斐があったと言える。
TVでも設置すればスナメリの暇つぶしになるような気がする。
スナメリと戯れていると人が集まってきたので名残惜しいがこの場を去ることにした。
ペンギンは屋内とここ屋外の二箇所で見られて、屋内ではペンギンの泳ぐ姿を横から見ることが出来る。
この写真ではわからないが産毛の残るペンギンを小部屋の中に見ることができた。
どうでも良いことだが小部屋の中に仏像が入っていても違和感を感じなかったことだろう。
高画素版はここから
水族館を後にしてJR宮島駅へ戻る道すがら神社を見ると鳥居の近くを人が歩いているではないか。干潮である。
ということで私も歩いてみることにした。海との接点が皆無な私には、潮汐力を間近に感じることのできた貴重な経験であった。
1時間程度後には完全に潮が引いて鳥居の根元まで行くことが出来るようになるのだが、その光景は船上から見ることになった。
到着時点の写真と比べると干満の差がわかる。厳島神社の大鳥居の写真を見たことは何度もあるが干潮時の写真は見たことなく、このようになることを初めて知った。
そして鳥居を干潮時に建てれば良いことがわかった。
干潟の生き物でもいないかと下を向きながら歩いてみたが、人が歩き回っているので隠れてしまったようだ。
千畳閣(せんじょうかく)の五重塔
千畳閣内部の撮影はしたが外側の撮影は忘れてしまった。中には奉納された絵馬が多々あり、それぞれの絵馬には奉納された年月日が和暦で記されていた。
聞いたことも無いような和暦が書かれている絵馬もあり、それだけで十分に歴史を感じることができる。
交番のシカ
シカ対策の為の柵のような気もするが、その柵の中にシカがいる。
商店街
台風の時も"ひさし"を出しているのだろうか。
これより宮島を後にして広島市中心部へ向かう。
原爆ドーム
1日目に宮島、2日目にここを訪れようと予定していたが、計画が狂ってしまったので宮島だけを観光しようと考えていた。
が、ある人の軽い一言(メール)『そこまで行ったら原爆ドームは観たほうがいいよー』で訪れる事にした。
生まれも育ちも札幌であるが、札幌は直接攻撃がとても少なかったようである。そんなこともあり学校教育では広島・長崎の原爆や東京大空襲、沖縄に関することが主体で戦災はどこか遠いところの話でしかなかった。
戦災の片鱗を直に見たことで、これが現実に起きたことであるという認識を強く持つことができた。