駅舎に入ると、正面に運賃表が掲げられている。
昭和61年の運賃表だろうか。富内駅跡に掲示されているが、富内駅自体が掲示されており穂別駅が無いのでこの運賃表は穂別駅のものと推測できる。
現在の運賃と比較してみるが、既に富内線や穂別駅は存在しないので単純に現在との比較は出来ない。
そこで、穂別や富内から最も近い現存する新夕張駅を起点に乗車券料金を比較した(令和6年時点で青函トンネル区間は新幹線を利用するしかないが特急料金は含めてない)。
| 駅 |
穂別から 昭和61年(1986年) |
新夕張から 平成24年(2012年) |
新夕張から 令和6年(2024年) |
メモ |
| 札幌 |
¥2,400 |
¥1,600 |
¥1,890 |
- |
| 苫小牧 |
¥1,220 |
¥1,410 |
¥1,680 |
- |
| 室蘭 |
¥2,400 |
¥2,420 |
¥2,860 |
- |
| 函館 |
¥5,200 |
¥6,700 |
¥6,270 |
S61は経路不明 H24は函館本線経由かもしれない R6は室蘭本線と函館本線を経由 |
| 青森 |
¥7,200 |
¥7,980 |
¥8,250 |
- |
| 東京 |
¥14,000 |
¥14,070 |
¥14,520 |
- |
札幌を除き各駅は新夕張のほうが若干遠いのであるが、ほとんど運賃が同じだ(札幌に関しては、新夕張のほうが近い。穂別駅や富内駅から札幌に向かうには、日高本線を経由するので新夕張→札幌の経路よりも遠回りになったものと予想する)。
つまり、昭和末期から今日(平成24年)まで運賃はほとんど変化していないのである。