寂寥散策(せきりょうさんさく)

  1. 2016-11-16(水) 移動と明石天文科学館
  2. 2016-11-17(木) 後楽園と岡山城
  3. 2016-11-18(金) 姫路城を見学と帰宅

2016-11-16(水)

明石市立天文科学館
当初の主目的であった明石海峡大橋を支える主塔(神戸側)の塔頂に行くことのできる「明石海峡大橋ブリッジワールド」が、設備の故障で中止になってしまった。
早割で購入した航空券をキャンセルすると40%の手数料がかかるので、主目的を失ってしまったが観光することにした。
さて、これから姫路へ向かうが、その前にいつも通り明石天文科学館でプラネタリウムを見ることにする。
明石市立天文科学館カールツァイス・イエナプラネタリウム投影機
カールツァイス・イエナ社のプラネタリウムだ。いかにもプラネタリウム然としているのが素晴らしい。
トンボの標識
日本標準時を決める東経135度に建つ「トンボの標識」。昭和5年に建てられ、戦災を経て昭和30年により正確な現在の位置に移転した。
姫路駅前ユニバーサルホテル南口からの景色
姫路駅の近くに今月オープンした「姫路駅前ユニバーサルホテル南口」に2泊する。
このホテルであるが、建物中央の2Fから最上階(確か15F)まで吹き抜けになっていて、見上げると空が直接見える。
各部屋は、吹き抜けのまわりに配置されていて、吹き抜けの中心部にエレベータが通る。
たとえるなら∞のような構造だ。中央の交差する部分にエレベータが通り、各部屋は∞の外周に沿って配置されている感じである。
そして各部屋とエレベータホールを結ぶ廊下は屋外にある。屋内ではなく屋外だ。∞の外周はいくつかのブロックに分かれていて、各ブロック間は物理的に離れている。離れているので、そこから外が見えるし、風も吹く。
このような構造のホテルには初めて宿泊した。冷暖房費の節約のためなのだろうか、いくつかの配管も露出していたので、補修を考慮した結果なのだろうか。
南向きの窓から見える夜空には火星が、そして瀬戸内海に面した工業地帯の煙突群が遠くかすかに見える。

2016-11-17(木)

姫路から新幹線で岡山に移動し、後楽園と岡山城を散策する。
高画素版はここから
高画素版はここから
高画素版はここから
猫がカモを狙っていた。
後楽園に隣接し岡山城がある。
ここに来てから知ったのであるが、現在の岡山城はコンクリートで再建されたものだ。中にも入ったのであるが、このような次第なので遠景の写真1枚だけを掲示する。
高松港
後楽園を散歩した後の予定は特に考えていなかったが、瀬戸内海に来て瀬戸内海を見ずに帰るわけにはいかない。 そこで下記のように瀬戸内海を渡る環状コースを散策することにした。
岡山
↓マリンライナー(グリーン車1D席は空いてなかった...)
高松
↓フェリー
宇野
↓普通列車
岡山
↓普通列車
姫路

マリンライナー:1970円(内460円がグリーン席料金)
フェリー:690円(宇高航路)
普通列車:2270円(宇野~姫路)
高松港
宇野港へ向かうフェリーが高松に到着した。これから乗船するフェリーだ。
高松港
出港直後の様子。中央のフェリーは小豆島池田港から来た。
高松宇野航路船上
かすかに瀬戸大橋が見える。同じ宇高航路でも宇野発と高松発では航路が異なるようだ。次は宇野港から乗船してみよう。
高松宇野航路船上
船内の様子。下船少し前に船内にいた他は、外のデッキで瀬戸内海を眺めて過ごした。

2016-11-18(金)

平成の大修理を終えた姫路城を散策する。
歴代の鯱瓦(しゃちほこ)が展示されていた。ちなみに、平成の大修理の前は、江戸時代、明治時代、昭和の鯱瓦が展示されていたようである。
姫路城天守閣内部
天守閣内部の様子。
小学生の集団と抜きつ抜かれつしながらの散策となった。
姫路城遠景
下の写真は、2009-02-21の撮影だ。
写真をクリックし元サイズで表示すると、壁面の汚れの違いがよく分かる。
(2009/2/21)姫路城遠景
姫路城
姫路城
姫路城
石垣には古墳に収められていた石棺も使用されたそうである。地面に横たわっている石棺は、どこの古墳から持ってきたのだろう。
姫路城
昭和の大修理まで、創建時から姫路城を支えていた旧西大柱である。
JR姫路駅から姫路城を見る
JR姫路駅から姫路城を見る。
このあたりから写真を撮るのは姫路城を見学する時間さえ許されないサラリーマンだろう。
今回は、ここでおしまい。
来春には、明石海峡大橋ブリッジワールドが再開されることを期待しよう。