行って呉

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2017-08-23

快晴
朝、呉中央桟橋ターミナルで松山観光港へ向かうフェリーを待つ。

新千歳空港18時発の広島行に搭乗し、呉に到着したのは昨日(22日)の22時過ぎであった。
札幌から観光で8月の西日本に来たのは初めてではないだろうか。
夏の暑さを感じたくてこの時期に訪れたのであるが、30度を超える気温を感じると、もうすこし涼しい季節にすればよかったと少し後悔する。
それでも、来年も再び暑い季節に西日本を訪れることだろう。
8時57分。

中央の白い船(瀬戸内海汽船のクルーズフェリー)は9時5分発の松山観光港行きだ。
呉を9時20分(これは次便が広島港を出港する時間)に出港するものと思い、のんびりと撮影してから乗船券を買いに窓口に行ったところ、もう間に合わないと言われてようやく勘違いに気付いたのである。
このような次第で、次便の10時5分発を待つことになった。
さて、なぜこの様な勘違いをしたかというと、当初は呉線で呉から広島まで移動し、始発の広島港から9時20分に出港するフェリーに乗船するつもりだった。
しかし、ネットで調べると朝の呉線はかなり混雑するそうで、これを回避するには朝5時台の電車に乗らなければならない。
しかし、この情報をネットで調べている時点ですでに23日の1時を過ぎていた。睡眠時間が3時間程度しかないのである。
「しかし」の二段重ねで肯定的な状況が何一つ無いので、途中港である呉から乗船することにしたのである。
直前になって呉港から乗船することにしたが、9時20分という時間だけが残ってしまった。
なお、呉に来たのは2回目である。写真左側に見える潜水艦「あきしお」は前回訪れたので、今回の観光に含めなかった。
20分ほどすると音戸の瀬戸に至る。
潮流は、船の進行方向と逆の南→北であった。
この海峡は片側交互通行のようである。
音戸の瀬戸を越え松山へ向かう。
ほとんどの時間を船室から出て景色を眺めて過ごしていた。せっかくここまで来て、船内から景色を眺めるのはもったいないのである。

動画は高速船(瀬戸内海汽船のスーパージェット)に追い越されているところだ。
呉から2時間程度で松山観光港に到着する。
瀬戸内海は、このように船で観光できるのが楽しいのだ。

たのしー!
つづいて、伊予鉄道-高浜駅へ向かう。
暑くなければ歩こうなどと思っていたが、一瞬で断念する暑さだったので高浜行きのバス(100円)で移動した。
高浜から大手町、ここで市内線に乗り換えて大街道で下車し松山城へ向かう。
大手町で乗り換える市内線の乗り場は、屋根の無い路上であった。
太陽にちりちり焼かれながら10分程度、電車を待っていた。
電車を乗り換えて、松山城に到着した。
すでに暑さでヘロヘロだ。

ちなみに、大街道からロープウェイ乗り場までは、このような道が続く。
ここでも太陽にちりちり焼かれながらロープウェイ乗り場へ向かうのであった。
東(鉄塔の方向) から 南(櫓の屋根が見える方向)の様子。
ふと天井を見上げると棟札が見えた。
自分がどこを歩いているのか分からなかったが、棟札の文字からこの場所は小天守であることがわかる。
西の様子。写真右側に興居島(ごごしま)の小富士が見える。
左から小天守、天守、一の門南櫓(←おそらく)が見える。
小天守と天守の中間の辺りの地面に見える小屋がチケット売り場だ。
松山城に関する私の記事が少ないのは、単に興味がないからだろう。
松山城の見学を終え、再び高浜駅に戻ってきた。
ここから松山観光港へ向かうバスは、高浜駅に電車が到着してから5分程で出発してしまうので、特に用がないのであれば、速やかに乗車しよう。
この写真を撮っている間にバスが出発してしまいしばらくここで妄想にふけることになってしまった。
周辺散策でもしたいところであるが、暑くてしょうがないので待合室で耐え忍んでいた。
高浜駅内部の様子。
伊予鉄道専用のICカードが使える(JR等との相互利用はできない)。
到着したとき、観光記念に記名式のICカードを購入した。申込書は窓口横にあるので、必要な個所をすべて記入してから購入しよう。
駅員さんは1名なので、記載漏れがあると改札対応をしながら漏れている個所を聴取したりすることになり、なんだか申し訳ない気持ちになるだろう。
帰りの航路。
音戸の瀬戸を渡る様子だ。ここを通ってみたくてフェリーに乗ったのである。
夕暮れの呉中央桟橋に戻ってきた。暑さにやられて、帰りは船内でほとんど寝て過ごしていた。
暑かった・・・
それでも今日は、
たーのしー!
3泊4日は、すべて呉ステーションホテルに宿泊した(よくあるビジネスホテルだ)。
ちりちり焼かれた結果、腕が真っ赤に日焼けしていた。

8月24日

引き続き快晴
今日最初の観光は、呉艦船めぐりだ。本ページの最初の写真で示した建物の1Fで、出港30分前くらいから受付が始まる。
予約もできるようである。普段の混雑状況は不明であるが、今日は少なからず多からず、ほどほどの参加者だった。
出港場所と見学場所はほぼ隣接していて、見学時間はおおよそ30分程度である。
船が小さいので、減速したときや転進・減速したときは少々ゆれる。
船酔いする人は、念のため酔い止めを飲んだほうが良いかもしれない。私は、液体タイプの乗り物酔い止めを半ビンだけ飲んで備えた。

艦船の情報は、船首の数字を例えば「海上自衛隊 113」のような感じで検索すると得られる。
造船所では巨大なコンテナ船が建造中であった。ちなみにこの付近で戦艦大和が作られたのである。
手を振ると(私は振らなかったが)、艦船の乗員も手を振り返してくれた。
「呉艦船めぐり」を終え、今度は陸上から艦船を見学した。
場所はこの辺りだ。無料の駐車場はすこし離れた場所にあるので、ちりちり太陽に焼かれてから見学することになるだろう。
船尾の水面から斜めにフィンが上がっている。これはX舵をもつ「そうりゅう型潜水艦」だ。
写真は載せなかったが、一つ前の「おやしお型」も停泊していた。
船名はわからない(そもそも船名があるのだろうか)。見た感じこの船自体に動力はなく、曳航して人を運ぶためのようにみえる。
つづいて、音戸の瀬戸公園(高烏台)に来た。
昨日は海上から音戸の瀬戸を見たので、今日は陸上から見るのである。
平清盛の像がみえる。音戸の瀬戸と平清盛の関係は、Wikiを参照してほしい。
音を聞くとわかるが船舶のエンジン音がここまで聞こえてくる。
ちりちり太陽に焼かれながらカメラを持って体を動かさないようして撮影した私の努力を労わってほしい。
少し離れた場所から撮影した。写真右側が音戸の瀬戸である。高速船が瀬戸に差し掛かるところだ。
恒例のレンタカー紹介だ。
フィットやビッツといった小型車で予約したのであるが、なぜか3ナンバー、しかも外車になっていた。
料金が変わらないのであるから料率クラスが上のほうが得ではないかと思うかもしれないが、そんなことは無い。
まず車体が大きいということは重量が増し燃費が悪化する。レンタカーは満タンにして返却するのでガソリン代が小型車より増えてしまう。
そして外車。外車ということはハイオクなのである。つまりレギュラーより1リッターあたり20円ほど高いのである。
挙句の果てに、方向指示器棒とワイパーレバーが日本車と逆なのである。おかげで方向指示器を作動させるときに一瞬考えないといけない。
考えずに作動させると、方向指示灯を点滅させずに晴天の中、ワイパーを動かしながら右左折することになる。
実際2~3回ほどワイパーを動かしてあたふたしてしまった。フォルクスワーゲン社は、ディーゼルエンジンの排気ガスでインチキする時間があるならレバーを入れ替えてほしいものだ。
なにもいいことがない。
なお運転した感じは小型車と特に変わりなかった。
つぎは、音戸大橋だ。
第2音戸大橋をかける様子をYoutubeで見つけた。
これはすごーい!

せっかくなので音戸渡船に乗ってみた。片道100円で5分程度で対岸に到着する。
瀬戸を通る船があると、その通過を渡船側が海上で待つので、目前に通過する船を見ることができる。
写真に見えるのは第2音戸大橋である。
渡船に乗るために駐車場を探して橋を渡って行ったり来たりを繰り返し、ようやく橋(音戸大橋)のたもとのループ橋の中央にある駐車場(有料)を見つけられた。
Wikiによると観光展開しアピールに努めているそうであるが、たとえば15分-500円程度で周辺を周遊できれば面白いのではないだろうか。私なら間違いなく乗船する。
前回は場所がわからずあきらめた御手洗の「歴史の見える丘公園」が最後の目的地だ。
公園から見える約270度のパノラマ写真である(のこりの90度は逆光の山だったので撮影しなかった)。
公園のすぐ下までミカン畑が広がっていて、まだ熟していない緑の実がたくさん成っている。
ここ御手洗の前に江田島にも寄ったのであるが、駐車場を見つけられず今回は素通りして終わってしまった。次の機会に立ち寄ってみることにしよう。
今回はこれで終わりだ。これから呉へ戻り一泊し、明日の飛行機で札幌に帰る。
さて、次はどこに行こうか。
サヨナラ
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