山の入口(後編)

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2017-10-04(水)

KULABO大正館を出て、最初に向かったのは元乃隅稲荷神社だ。
カーナビの案内に従い走るが、近くまで来ているはずなのに、なかなか着かない等と思っているうちに離合不可能な道を通り抜けてようやく到着した。
天気は良いが海岸で砕けた波が顔にかかるほどの強風が吹く。
なんと、お稲荷様もフレンズなのであった。
次は、山口県の観光名所らしい角島(つのしま)大橋だ。
本州四国連絡橋が好きな私には少々物足りない。歩行者専用の橋があるとなかなかいい感じなのに。
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角島から本土へ向かう様子を写した。
続いて秋吉台サファリランドへ向かう。
北海道にサファリパークやサファリランドは無いので、車の中から動物を見るのは初体験である。
サファリゾーンを自家用車(今回はレンタカーであるが)で周るか餌やり可能なバスにするか悩んだが、後者の乗り場が分からなかったので車で周ることにした。
アフリカゾウ
インドサイ
シマウマ
サファリゾーン内の写真は、すべて車内から窓越しに写した。思わず窓を開けたくなる衝動に時々駆られるが、ぐっとこらえる。
道路は2車線あり、追い越し可能なので後続車を気にしなくても大丈夫だ。
アメリカクロクマ
クマは道路に出てきて車の前や横をのそのそと歩き、割とアグレッシブだった。
チータ

動物の種類が変わるところには二重のゲートがあり、動物が他のエリアに迷い込まないようになっている。
所々に監視車が停まっているので、いきなり車が壊れてもなんとかなるだろう。
ライオン
チータはすこし歩き回っていたが、ライオンは写真の通り全くやる気がない状態であった。
トラ
動物が車を傷つけたりしないのか心配かもしれないが、傷つけられた場合はサファリランドが弁償してくれるそうである。
過去にダチョウがドアミラーを壊したことが一度だけあっただけとのことである。
つまり、ほぼ心配無用ということだろう。
肉球
キリン

車で周るサファリゾーンはここまでだ。
ここからは歩いて動物ふれあい広場やキッズサファリを周る。
レッサーパンダ
ナマケモノ
檻や柵の中ではなく、キッズサファリの通路に並ぶ木の上で寝ていた。
パッと見ただけではわからず、よくよく探してみると毛の塊みたいなナマケモノを見つけられた。
見学者の多数は気づいていなかっただろう。
プレーリードッグ

秋吉台サファリランドのブログで知ったのであるが、私が住む札幌の丸山動物園から来た3頭のプレーリドッグがここにいるそうである。
なかなか遠いところに来たものだ。
二頭の小さいライオンはキッズサファリの柵からだされて、キッズサファリ内を散歩していた。
散歩中は触ったりなでたりすることもできるので、私も背中をなでてみた。犬や猫をなでているのと同じ感触だ。なでられているライオンは、撫で慣れているのか特に気にもとめていない感じであった。
カピパラやカンガルーにも触れられるが、マッチョなカンガルーは怖くて触れられなかった。
マルミミゾウ
マルミミゾウの鼻に触らせてもらった。
鼻には剛毛が生えているが、鼻自体は柔らかくフニフニしている。
こちらの象は、私に鼻を向けて鼻息をするものだから、鼻水ともつかぬ何かが私の白いシャツに点々と跡を残すことになった。
さて、今日の観光はここまでだ。はじめてのサファリランドはとても楽しい。
続いてレンタカーを返却する新岩国駅まで行き、そこから新幹線で宿泊地の三原市へ向かう。

2017-10-05(木)

昨夜は三原駅近くのホテルリブマックス三原駅前に宿泊した。少し前までは三原ターミナルホテルだったらしい。
宿泊した部屋は二段ベッドであった。二段ベッドのホテルは初めてである。
山口県の観光であったが、帰りの便も神戸空港からなので電車等の遅延を考慮し最終日に山口県から神戸に移動するのではなく、前日のうちに神戸寄りの場所に移動することにした。
三原から尾道まで電車で移動し、続いてフェリーで生口島、そこで散歩をしてからフェリーで三原港へ戻る予定だ。
写真の通り尾道駅は工事中だ。工事前の写真があるので比べてみよう。
向上寺三重塔
蚊か何かに四か所ほど一気に刺され、あまりのかゆさに薬局でかゆみ止めを買うことになった。
耕三寺
大理石の床の上を何かが歩いていた。バッタかと思ったがカマキリだった。
私に気付くと「なんですか?」という体でこちらを見上げた。
生まれ故郷の札幌でカマキリを見たのは2度だけである。
1度は夕方の家路で見つけたのであるが、早々に帰らないと叱られる時間であったことと、カマキリを家に持ち帰ると間違いなく母親に怒られることが予想できたので詳しく見分することができなかった。
2度目はカマキリ本体ではなく、卵鞘(らんしょう)を見つけたのである。これもまた幼少のころである。図鑑などで羽化するとどうなるかを知っていたので持ち帰らなかった。もし家の中で羽化していたら、母親が発狂したことだろう。
ここまで詳しく覚えているほど札幌でカマキリを見るのは珍しいのである(今はどうかわからない)。
このような次第で頑張って写してみたのである。
これはこれでめんこい(=かわいい)。
これらの写真は、生口島の耕三寺(こうさんじ)を写したものだ。
ステンドグラスはドイツ製とのことである。
左のステンドグラスは和風の建物にあって色合いや帆船がなんともいえない不思議な風情を感じさせるものであった(立ち入り禁止の階段を登ったところにあったので下から見上げて撮影した。このため楕円形に写っているが実際は円形である)。
三原に戻ってきた。
このスクリューのモニュメントは2017/2/10頃に設置されたらしい。
今回の観光はここまでだ。やはり西日本はいいところだ。
おしまい
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