Dual Mode 観光

2022-04-14(木)

朝の橘湾
雨、風が冷たい
雨天のなか阿佐海岸鉄道Dual Mode Vehicleの始発駅である阿波海南文化村へ向かう。
阿波海南文化村には無料駐車場があるので車で行っても支障はない。
阿波海南文化村DMV乗場の写真
経緯は覚えていないが2年程前に阿佐海岸鉄道がDMVを運行することを知り、ときどきこれを思い出しては阿佐鉄のWEBページを見て運行が始まるのを待っていた。
そんなある日(2022-02-06)、既に運行中であることを知り今回の観光を計画したのである。
DMV-2号(すだちの風)の写真
DMV-2号(すだちの風)
09:42発車のDMVが到着した。
DMVの写真
マイクロバスの先端にボンネットを付けた形状である。このボンネット内に鉄道用車輪が格納されている。
DMVの写真
先端を除けば普通のマイクロバスである。
ナンバープレートの模様が見えるだろうか。これは徳島版図柄入りナンバープレートである。
DMVの写真
前方の様子。これもまた普通のマイクロバスである。
経路は次の通りである。
  1. 🚌⇔🚈阿波海南文化村
  2. 🚌⇔🚈阿波海南駅
  3. 🚈海部駅
  4. 🚈宍喰(ししくい)駅
  5. 🚈⇔🚌甲浦(かんのうら)駅
  6. 🚈⇔🚌海の駅東洋町
  7. 🚈⇔🚌道の駅宍喰温泉
終点の道の駅宍喰温泉まで行き、復路もDMVで阿波海南文化村に戻ってくる予定である。
往路の乗客は私を含め3名だった。途中駅の"海の駅東洋町"で2名が下車したので終点に着いたと勘違いし私も下車してしまった。
30分程度待っていると"道の駅宍喰温泉"で折り返したDMVが来たのでこれに乗って阿波海南文化村まで戻ったのである。なお復路の乗客は私だけだった。5月の連休は満席になったりするのであろうか。
座席予約を行うなら叶うる限り最前列をお勧めする。座席の背もたれが高いので前の座席越しに前方を見ることはほぼできないからである。
JR阿波海南駅の写真
JR阿波海南駅
DMVは一般道を走行し阿波海南駅まで来た。
本駅はJR四国牟岐線の終着駅であり、かつ阿佐海岸鉄道の阿波海南駅でもある。
線路の終わりの先に再び線路が見える。それは阿佐海岸鉄道の阿佐東線でDMVだけが走る線路である。 ここにはDMVのモードインターチェンジ(DMVのバスモードと鉄道モードを切り替えるまたは乗り換える場所)がある。
阿佐海岸鉄道阿波海南駅の写真
モードインターチェンジ
バスモード(つまりタイヤ)で線路の外側のガイド沿いに進行(写真右下から左上方向)し、平行になったガイド内にまで前輪・後輪が進行したところで停車し、前輪→後輪の順に車輪を線路に載せる。
車輪が車体を持ち上げるのでタイヤは地面から浮き上がる。そして線路を走行する。
阿波海南駅でバス→鉄道にモードチェンジする様子を撮影した。
前輪→後輪→目視確認し出発する。
モードチェンジの間、車内には阿波踊りの音楽が流れている(たぶん阿波踊りの音楽だろう・・)。
そしてモードチェンジが終わると「ふぃにっしゅ」と日本語のナレーションが流れる。ネイティブの発音でfinishではなく、カタカナの「フィニッシュ」でもない。ひらがなで「ふぃにっしゅ」である。この感じ伝わっただろうか。
乗客を乗せたままモードチェンジを行うので乗客からは見られないことに留意してほしい
阿波海南駅
赤い車両はDMV-3号(阿佐海岸維新)である。前方からモードチェンジを撮影したかったが、予想よりも後方でモードチェンジが行われ前輪の展開の様子をうまく写せなかった。
甲浦駅
阿波海南駅→海部駅→宍喰(ししくい)駅→甲浦駅は鉄道として走行する。線路のつなぎ目は「カコーン」と鳴り通過する(普通の列車は「ガタン」でDMVは「カコーン」という感じである)。
揺れはするが道路を走った時のような上下動は感じなかった。
室戸廃校水族館の写真
DMVの乗車等を終え、室戸廃校水族館へ向かった。
室戸廃校水族館の人体模型の写真
受付を通った後、最初に迎えてくれるのは人体模型である。もともとが学校なので他の備品も展示されていたりする。
廊下に水槽が並べられていたり、教室の中央に大きな円形の水槽が設置されていたり、横長の水飲み場がタッチプールになっていたりする。
こぢんまりとした展示である。
室戸廃校水族館教室の水槽の写真
室戸廃校水族館教室の水槽の写真
天ぷらにしたら美味しそう
高画素版はここから。
廊下側の壁が無いが、ここは教室だったのではないだろうか。
室戸廃校水族館室戸市の国語の教科書の写真
「新しい国語 一 上」の「とん こと とん」
進級し新しい教科書を見たところ、今までと異なり文字だらけの教科書でがっかりした幼少の頃を思い出した。
室戸廃校水族館の写真
ここは理科室のようである
高画素版はここから。
図書室だろうか
部屋の片隅に「オリジナルプリントシール機」がある。シール機の覆いにはシール機に隣接する実物の本棚が印刷されている(書籍の配置を見るとわかる)。
高画素版はここから。
屋外大水槽(25[m]プール)
室戸岬の写真
室戸岬
廃校水族館の見学を終えた次の事は考えていなかった。
ホテルに戻るにはまだ早いような気がしたので室戸岬へ向かうことにした。
高画素版はここから。
第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺
室戸岬灯台の写真
室戸岬灯台
室戸岬の野良猫の写真
野良猫
観光中に野良猫と遭遇したことのある人は多いだろう。
私も何度か遭遇している。そして、きびしい環境で生きている野良猫へ🍚を食べさせてあげたくなったことはないだろうか。
(是非はひとまず論じないこととして)このような次第で今回は猫缶を用意していたので、これ幸いとここにいる猫達に食べてもらった。
せいぜい1~2匹を想定していたので1缶しか用意していなかった。このため缶詰を開けると序列の高い3頭が占有してしまったが、他の猫達も特に痩せているようには見えないのでまぁ良いだろう。
夜の橘湾
明日も雨らしい。