自宅WEBサーバの構成変更

はじめに

2026-03-26の引越しに伴い自宅WEBサーバの構成を変更した。
引越し先は集合住宅にも関わらずフレッツ光マンションタイプを利用できない(融通の効かない管理会社が阻んでいるものと予想)。
このためファミリータイプに変更せざるを得ず、何らかの対策を行わなければ毎月2000円以上出費が増えることになる。
出費を少しでも減らすため構成を変更し、最終的に103円/月を減額することができた。

ここに変更前後の構成と料金を記録として残す。
同様の事態に遭遇した人の参考になれば幸いである。

変更点の概要

  1. フレッツ光マンションタイプ → 光コラボレーション(ファミリータイプ)
  2. 自宅WEBサーバに固定IP → VPSで固定IP、自宅WEBサーバはVPNでVPSと接続
  3. 仮想マシンでLinuxとWindows → 仮想マシンを止め単体のLinuxのみ

最終形態の利点

  1. 機能を犠牲にせず103円/月減額を実現(引越しで停止せざるを得なかったWEBカメラを除く)。
  2. 自宅側が回線方式や固定IP契約に依存しないサーバ公開環境になり、引越しや回線変更の影響を受けない安定したサーバ運用を実現。
  3. VPSの空き領域をWEBページのキャッシュとして利用することができるようになり、ページ表示の高速化と自宅WEBサーバの負荷軽減を実現。

経過

引越し前 ~ 2026-03-26

項目金額構成備考
回線 ¥3,795フレッツ光Next マンション・ギガラインタイプ(PPPoE)プラン1(8契約以上見込める場合)
回線(電話) ¥550ひかり電話-
回線(その他) ¥495機器レンタル-
回線(その他) ¥5ユニバーサルサービス料類-
プロバイダ1 ¥715Biglobe-
プロバイダ2 ¥1,452GMOとくとくBB 固定IP(×1)自宅WEBサーバ用
合計¥7,012-
自宅WEBサーバは、Linux(Debian)をHostに、Linux(Debian)とWindows 10 Homeの2台を仮想マシンとした。
Biglobeは現在インターネット接続サービスのみの新規契約は行っていない。

引越し後(過渡期1)~ 2026-04-20

フレッツ光の工事が4/20のため、それまではWiMAXでインターネットに接続した。
項目金額構成備考
回線 ¥5,480WiFiマンスリー(WiMAX)3ヵ月以上契約の月額
回線 - 未使用 ¥3,795フレッツ光Next マンション・ギガラインタイプ(PPPoE)工事終了次第再開するので契約は維持
回線(電話) - 未使用 ¥550ひかり電話
回線(その他) - 未使用 ¥495機器レンタル
回線(その他) - 未使用 ¥5ユニバーサルサービス料類
プロバイダ1 - 未使用 ¥715Biglobe
レンタルWEBサーバ ¥0X Server Static工事中ページを表示するために利用
VPS ¥876X Server VPS24ケ月契約の月額
合計¥11,916-
WEBサーバを公開するには(原則として)固定IPが必要である。
また、自分で作ったプログラムを自由に動かしたいことや、ディスクの容量を気にしたくなかった。
これらを満たすクラウド上のサービスは、固定IPプロバイダの料金を大きく上回るのでなんの対策にもならない。
そこでWEBサーバの入口のみクラウドにして、実体を自宅側に配置する方法を調べた。
ホスティングサービスやVPSを比較したところ、サーバを操作できる範囲が広いVPSが私に適していることがわかった。
次にいくつかのVPSサービスを料金と性能で比較し、最終的にX Server VPSを選択した。
併せてVPSと自宅WEBサーバの接続方法を調べていると、Wire Guardなら変動IPである自宅WEBサーバから固定IPのVPSへ接続するので、自宅側に固定IPが無くてもVPNを構成できることを知った。
このような次第でVPSを用いることした。
そして、VPS上のnginxをリバースプロキシとして設定し、HTTPリクエストをVPN(Wire Guard)で自宅WEBサーバに中継する構成にした。
VPSのセットアップ後にWEBを公開したが、自宅WEBサーバとVPSをVPN接続するとWiMAXの上り回線が細すぎて他の上りデータの帯域が狭まり支障を来したのですぐに公開を止め工事中ページに戻した。

引越し後(過渡期2)~ 2026-05-08

フレッツ光が開通した。光コラボに変更するまでの構成である。
項目金額構成備考
回線 ¥5,940フレッツ光Next ファミリー・ギガラインタイプ(PPPoE)-
回線(電話) ¥550ひかり電話-
回線(その他) ¥495機器レンタル-
回線(その他) ¥5ユニバーサルサービス料類-
プロバイダ1 ¥715Biglobe-
VPS ¥876X Server VPS24ケ月契約の月額
合計¥8,581-
自宅WEBサーバは、仮想マシンをやめたLinux(Debian)である。VPSもLinux(Debian)である。

引越し後(最終)2026-05-08 ~

項目金額構成備考
回線 ¥5,478Biglobe光 ファミリー1ギガタイプ(IPoE)-
回線(電話) ¥550ひかり電話-
回線(その他) ¥0機器レンタル嘘か誠かレンタル料は0とのこと
回線(その他) ¥5ユニバーサルサービス料類-
VPS ¥876X Server VPS24ケ月契約の月額
合計¥6,909-
Biglobe光の開通直後はIPoE接続になる。
開通後、PPPoEに変更することもできるそうであるが、最終構成はIPoEでも成り立つのでひとまずIPoEのままとする
(インターネットはIPv4 over IPv6で自動的にアクセスされるので、LAN内とVPNはIPv4のまま運用する)。
IPoEで問題が生じたときはPPPoEに変更する。
なお、LANは192.168.1.0/24で、VPNは172.16.1.0/24である。

最後に

構成変更の契機になった13年住んだ特に不満もないアパートを(取り壊しの為とは言え)追い出されたことの精神的ダメージは大きかった。
会社を退職し無職になったときよりも辛く不安な体験であった。
退職は、これにより収入・資産が無くなる→住むところが無くなるという経路であるが、本件はいきなり住むところが無くなるのである。
ダメージも大きくなるというものだ。