出発すると実験線の端まで前進する。このときの最高速度は260
km/h程度だったような気がする。
次に後ろ向きのまま500[km/h]まで加速する(500[km/h]で後ろ向きに加速している様を想像すると、ちょっと滑稽だ)。
一定の加速度で500[km/h]まで加速する。この加速感は
CVTのような感じだろうか。自動車や飛行機とは異なる加速感で、気づけば500[km/h]になっている(がんばって500[km/h]ではなく余裕をもって500[km/h]といった感である)。
なお、150[km/h]までは車輪が車両を支えており、これを超えると車輪を格納し浮上走行する。
浮上走行に移るときは、浮き上がるような感覚はなく振動の種類が変化するだけだ。
一方、浮上走行から車輪走行に変わるときは、飛行機が着陸するときのような振動(ただし、飛行機よりはかなり小さい)がある。
走行中は、周期は少し短め(小刻みまではいかない)で振幅はそれほど大きくない振動がずっと続く。
この揺れは飛行機が気流の中を飛んでいる時に似ているが、振幅は飛行機の揺れよりもはるかに小さい。
また、飛行機だと本当に飛んでいるのだろうかというほど振動が無くなる事もあるが、リニアはずっと振動が続く。
そして、ほぼトンネル内を走行しているためか低周波の騒音が耳障りだ。
揺れもなく騒音も小さいと勝手に想像していたが、ちょっと違った。