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↑↓2泊した北上の南部ホテルの窓からの様子と新花巻→盛岡間の新幹線の車窓動画だ。後者は、これを見て乗車した気分になんとなくなって欲しい。 | |
今日、最初の目的地は三内丸山遺跡である。2003年9月28日に竜飛海底駅を訪れた時、経路の都合で青森駅まで行ったのであるが、その時、遺跡へ行くバスの乗り場を見て、いつかは行ってみようと思い立ったのである。 それから約9年が経過し、ついに訪れることが出来たのである。 なお新青森駅からは、青森観光バスの「ねぶたん号」で三内丸山遺跡に行くことが出来る。 |
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四角く掘り返した中の、ほぼ中央の穴は、子供の遺体を収めた壷を埋葬した場所である。 | |
天気がよく日差しがちょっと強いが、緑に囲まれて歩くのは気持ちが良い。 |
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大きな穴は、見張り台の柱の跡と推測されている。真下の写真がその遺跡を写したものだ。柱の一部も残っており、保存の為に、水か何かが供給されている。 左の写真は柱の跡から復元した櫓である。三内丸山遺跡は、この復元した櫓で一般人に知られているのではないだろうか。なお、梯子の類は無いので登れないが、梯子を掛けたらしき床穴が見える。 |
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隣接する資料館には、発掘された土器や土偶が展示されている。 この土偶で、すこし前に見たラーゼフォンというマンガを思い出した。 |
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祭事に使用されたと推測されている土器。 あまった物は小さな子供のおもちゃになったのではな無いかと私は思う。 |
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↑全景。白いドームはその中の遺跡を保存するための物だ。入って中を見ることも出来る。コケ等が生えないように暗く、また保存のため湿度を高くしているそうである。 | |
エントランスの様子。 次は、浅虫水族館へ行く。 今度は市営バスに乗り青森駅へ向かう。 |
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青森駅から浅虫温泉駅へ向かう電車の本数は少ないので、事前に電車の時間を調べていた。それを元に逆算して遺跡から青森へ向かうバスの乗車時間を決めていた。 計画通り青森駅に到着し、電車の発車時刻を告げる電工掲示板を見たのであるが、その電車が表示されていなかった。なめ回すように掲示板を見たが、やはり無い。立ち位置を変え、見る場所を変えてみたが、表示されていない。時間を少しおいてから見ても無い。駅に貼ってある紙の時刻表を見たが、やはり無い。 自分が見たのは何なのだろうと私が得た時刻表をじっくり見ると、それは「臨時列車」の時刻であった。どうやら観光シーズンの盛りにだけ運行しているようである。 いきなり1時間程の待ち時間が生じてしまったので、駅の隣の食堂でカツ丼を食べながら電車を待つことにして、ようやく浅虫温泉駅に着いた。 (前回、青森に来たときも、この食堂で食事をしたような気がする) 線路沿いの歩道をほどなく進むと水族館にたどり着く。平日だけあって、駐車場はガラ空きで10台も停まっていなかった。 |
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入館するや否や、本日最後のイルカショーの開演が館内放送で告げられた。ショーは観覧順路の最後(=出口=入り口)にある。そこで、まずはショーを見ることにした。 観客は目測で20~30名程度、各人思い思いの場所に座っている。 直径1m程度の巨大ビーチボールを、イルカが鼻先で突いて観客席に飛ばすショーでは、第1投が私の方向に飛んできて、思わず気の抜けた小さな声で「おーっ」と言ってしまったりもした。 (ボールは、空気抵抗のせいで、私のほんの手前に落下した) |
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先に書いたとおり、イルカショーのプールは順路の出口にある。ショーの後、あらためて順路の頭から周り、最後に再びプールの近くを通った。 その時、プールから声が聞こえたので、なんとなく覗いてみると芸の復習らしき事をしていた。レンズを望遠ズームに替えて、しばらく眺めていた。 輪に首(または首らしき場所)を通し、後ろ向きに進むこの芸(または技)は、先ほどのショーでは行っていなかった。 |
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上半身をこのように上げるために水面下では足を強烈に漕いでいるだろう。 | |
水族館から駅に戻る途中、巨大なイスがあるのを見つけた。 なんだろう。 下の写真は、陸地から500m程度の距離にある湯ノ島だ。何かあるわけではないが、海の上にひょっこり現れ鎮座しているので撮影しただけである。 |
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駅の外観。 | |
東北新幹線が新青森まで延伸したので、並行在来線はJRから分離され第三セクター方式で運営されている。 このため青森から浅虫温泉駅を通る八戸方面の路線は、「青い森鉄道」が運営している。 次は、青森駅近くの青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸の見学だ。 時刻表の見誤りで1時間予定が遅れてしまい、八甲田丸の入館可能時間内にたどり着けるかどうかクリティカルな状況であった。 |
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入館可能時間(18時)の10分程前に入館することが出来たが、閉館時間は19時なので急いで見て回らなくてはならない。 ちなみに、浅虫水族館+八甲田丸+アスパム(←後記する)の共通券は1600円である。各単独で購入するより300円ほど安く買える。私は水族館で購入した。 (水族館は1000円、八甲田丸は500円、アスパム展望台は400円) 私の年齢の見当がついてしまうのは本位では無いので何年前かは言えないが、運行中の連絡船に乗ったことがある。 |
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甲板から舳先を見ていると、フェリーで(旅行の)移動を行いたくなってきた。 次回の旅行では、フェリーに乗船することも検討しよう。 船内では、2時間のビデオが上映されていた。2時間ものビデオを流している施設に初めて遭遇した。 あなたが、それを最後まで見たいなら、ビデオ2時間+船内観覧1.5時間の合計3.5時間を用意しなくてはならない。 次回、いつ来ることになるか分からないが、その時は2時間最後まで見ようと決心した瞬間であった。 |
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船首方向の陸上には「津軽海峡冬景色の碑」があり、人が近くを通ると望んでもいない大音量で歌が流れる。私以外の誰もいない場所に大音量で流れる津軽海峡冬景色は、寂れた寒々しい雰囲気をその場に作り出した。 ちなみに、竜飛岬にも同様の設備があって、「赤いボタン」を押すと望んでもいない大音量で歌を聞くことが出来る。そこは、ボタンを押した自分をなぜか恥ずかしく感じることが出来る場所でもある。 |
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青森から札幌へ向かう列車(はまなす)は22時42分出発だ。 それまでの間、何をしていれば良いのかインターネットで調査した結論が、アスパムの展望台で「ぼーっ」とする事であった。この三角形の建物がアスパムである。 展望台は22時に閉館するので、携帯電話をいじりながら夜景を見ていればよいと考えたのである。 傾斜したガラス、そしてガラスに自分が写りこみ、さらに手ぶれで夜景を撮るのは困難であった。かろうじて撮影できたのが下左側のである。 展望台は受付を兼ねた警備員(男)と私の二人きりだ その後はコンビニで晩御飯を買い、駅のイスで列車の到着をただ待っていた。 初乗車の「はまなす」はカーペットカーを予約していた。隣とカーテンで仕切られているが、その長さはせいぜい頭から肋骨の下限あたりである。隣の見知らぬオッサンの顔を不本意に鑑賞せずに済む程度の長さだ。 朝、シャワー等で体を洗わないと人前に出るのが難しい体質の私には、寝ている間に目的地に到着する便利さは、その後、体を洗う手段が無い場合は無くなってしまうが、今回は下車後10分程度で家に着くので、その手段を考えなくても良く便利さ100%であった。 ちなみに、乗車してからすぐ寝てしまったので、これ以上書くことがない。 |
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そして、翌25日の早朝、札幌に到着した。 今回の旅行が終わった時である。 |
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